ベイカー茉秋選手がやばすぎる。
リオオリンピック柔道90キロ級で金メダルを獲得したベイカー茉秋選手。一本を取るのもうまく、判定を取った後の逃げ切りもうまく、世界で勝つにはどうすればいいのかをすべて知っている選手といってもいいだろう。リオオリンピックの試合結果の勝敗を見ていると合わせ一本、華麗な一本、判定逃げ切りなど、様々な勝ち方をしているので、どんな試合状態になっても柔軟に対応できる選手。もうこんな匠な戦いができてフィジカルも素晴らしい日本柔道選手はベイカー茉秋選手しかいないんじゃないのと感じてしまいました。
ベイカー茉秋選手はまだ21才。25歳になればもっと肉体が進化してでかくなるので東京オリンピックの時はさらに怪物になっていること間違いなし。もしかしたら100キロ、無差別に階級を上げているかもね。
★高校入学時の体重は66キロだったが一年で81キロに増量。
一日7食も食べたら常に満腹状態で常に眠たくて何もやる気が起こらなくなるので、常人はやらないと思いますが、ベイカー選手は柔道で世界をとるために、常人がやらない一日7食というノルマを達成した伝説の男。その伝説の一日7食生活を一年続けた結果一年で体重を15キロに増量することに成功。
ウエイトトレーニングを継続するのも大変ですが、常人離れした食事を続けるのも大変なので、スポーツ選手で一流になるには食事から変えていく必要があるんだなと感じました。
上記のヒストリーを読んだ人は才能がなくても体をでかくしてパワーアップすれば今まで勝てなかった相手にも勝てるようになるんだという現実に気づいたはず。スポーツで一流になろうと思ったら才能がないと嘆く前に、フィジカルを鍛えて体をでかくしてから嘆くべき。それでも、自分のフィジカルを超絶するモンスターはいるのでスポーツは才能によるところがでかいといわれる。
もう一ついうと筋トレしたから皆がベイカー茉秋選手のような体にはなれないので、体をでかくするにも才能が必要だったりする。言い換えれば、体がでかくする才能さえあればパワー系の競技では活躍できるということになるので、俺筋肉超付きやすいんだけどという人はパワー系の競技に移ってもいいかもしれない。
★増量に成功して筋肉量も増えパワーアップした結果高校三冠を獲得。
金鷲旗という大会も高校三冠の一つで、400校以上の高校が参加する5人制の団体戦勝ち抜きトーナメント。金鷲旗といえば、どんな高校でも参加できるため、弱い高校が強い高校に下剋上する可能性もありうるなにが起こるかわからない大会。その過酷で何が起こるかわからないトーナメント戦を勝ち抜いて優勝したベイカー茉秋選手に脱帽です。
僕もベイカー茉秋選手が出ている金鷲旗の試合を見ていましたが、ベイカー選手が華麗な一本を決めまくり、3人抜き?をしたのは記憶に新しいです。ずいぶん昔のことなので何人抜きしたかは覚えてませんが。
ベイカー茉秋選手は高校三冠の一つインターハイでも優勝。柔道でインターハイ優勝といえば柔道をやっている人にとっては夢の舞台。ベイカー茉秋選手は中学時代は全国大会にもいけない程度の実力でしたが、高校に入ってから肉体改造に成功して、たった3年でインターハイを制する選手にまで成長。
柔道のような力こそすべての競技ではテクニックだけではかてないので、ベイカー茉秋選手のようにフィジカルをしっかり鍛えて土台を整えることこそが試合で勝利するカギ。
全国高校選手権は柔道のエリートのみが出場できる大会。個人戦、団体戦ともにあり。しかもベイカー茉秋選手は全国高校選手権で個人戦においてはオール一本勝ち。
全国の猛者が集まる全国大会で判定勝ちが全くなく、オール一本勝ちできる時点で全国よりさらに上のレベルの世界に高校生のうちから到達していた。本当にベイカー茉秋選手は高校生の時から化け物。
★ベイカー茉秋選手はアメリカ人とのハーフ。
アメリカ人とのハーフなので今回のオリンピックにおいてベイカー選手がアメリカ国籍を取得していた場合、日本が90キロという階級で金メダルを取れる可能性は0だったのでベイカー選手が日本国籍を選択してくれていて本当によかった。
ハーフというのは日本人のいいところ、外国人のいいところをすべて受け継いでいるのでスポーツにおいてはずば抜けて能力が高い選手が多い。ハーフでここまで能力が高い選手は近年ではベイカー茉秋選手くらいしか思い浮かばないし、次の東京オリンピックにおいても間違いなく、金メダルを取り、野村選手につづいてオリンピック3連覇をするかもしれない逸材。
最近柔道界はスターが不在で冷め切っていましたが、ベイカー茉秋選手というスターの登場で柔道界も盛り上がってきました。
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最後に
ベイカー選手のスター街道がリオオリンピック金メダルから始まると思うとわくわくしますね。